顎関節症とは
顎関節症の最も多い訴えは「口を開けようとすると痛い」ことです。耳の前にある顎関節が痛むこともあれば頬やこめかみの筋肉が痛むこともあります。この痛みのために、口が開きにくくなりますが、関節の中で障害物ができると、あごを動かすときにカクンカクンと音がしたりひっかかって開かなくなったりします。
ただし、最低でも指1本分くらいは開き、全く口が開かなくなることはありません。こういった症状以外に、頭痛、首や肩のコリと痛み、腰痛、耳の痛みや耳なりなどがおこることがあります。しかし、これらの症状が顎関節症に由来しているのか、原因となる他の病気がないかについての鑑別が必要です。